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トイレの歴史

初めまして、今週のブログ当番の営業山中です。

連休に海外旅行に行かれる方も多いと思いますが、海外のトイレに行くと、改めて日本のトイレのすばらしさを感じませんか?

リフォーム工事でもポピュラーなトイレ。
今や日本のトイレは、訪日外国人の間では「トイレの便器」をお土産にするなんてことも珍しくないほど人気なものへと成長を遂げています。

多機能ぶりが海外メディアでも取り上げられるトイレ先進国の日本ですが、どういった過程を経て現在の形となったのでしょうか。

そこで、今回はトイレの歴史を簡単にご紹介したいと思います。

トイレの歴史

縄文から奈良時代は多くの場合、川で用を足しており、「川屋」からトイレを表す「厠」という言葉が生まれたとされます。
排泄物はすべて川に流れてしまうので、非常にエコな水洗トイレでした。

 

平安時代になると、貴族の間で「樋箱」というおまるが使用され始めます。
平安後期には、上流階級の邸宅にいわゆる「ボットン便所」が備え付けられることもありましたが、庶民は一般的に外で用を足していたようです。

 

鎌倉時代から江戸時代になると、たまった排泄物を農作物を育てる肥料として活用するために徐々にトイレ環境も整備されます。トイレを使ったエコビジネスが確立されたのは江戸時代

一般庶民が生活する長屋では、共同のトイレが設置されており、環境にやさしく効率的な「エコビジネス」が成立していたおかげで、江戸の町は清潔に保たれていました。

 

明治以降の近代に入ると、欧米から「洋式トイレ」が伝わり、ウォシュレットといった洗浄機能や暖房便座などといった進化につながってきます。
「環境やニーズに合わせた多様なトイレ作り」が得意なのは日本人ならではですね。

 

日本では昔から厠神(かわやがみ)と呼ばれるトイレの神様がおり、むやみに排泄物を投げ捨てると罰が当たるという意識があったといわれます。

日本人として、その精神があったこそ今の世界に誇る「トイレ大国・日本」になったのでしょう。

 

簡単な流れだけでしたが、いかがでしたでしょうか?
私たちが日常的に何気なく便利に使っているトイレですが、長い歴史があって今があるのですね。